大規模求償事件と損害賠償 -米国における動向と損害額の定量化-

2011年10月
損保会館(主催:公益財団法人 損害保険事業総合研究所)

 原発事故や薬害事件、製造物責任事件など、日本でも大規模な求償を伴う事例が注目を集め、損害賠償のあり方や保険制度について検討が進められています。これらは日本では比較的経験の蓄積されていない分野ですが、米国の裁判所では様々な商品や産業について巨額の損害賠償額が争われています。訴訟においては常に損害額が争点となり、科学的かつ客観的な手法に基づき損害の公正な価値を算定することが求められています。
 今回の講演では、米国訴訟におけるエコノミストとしてのNERAの長年の経験に基づき、大規模な健康被害や製造物責任に伴う損害額の基本的な評価手法を紹介するとともに、企業の保険上限や準備金の設定などへの影響についても解説します。また、アスベスト関連事例など、具体的な米国訴訟事例において、企業や保険会社がどのような対応を迫られたかをケーススタディによって検討します。保険会社や企業のリスク管理、訴訟対応ご担当の方々の参加を期待いたします。

講義項目

 1.リスクの定量化と保険
 2.米国における大規模求償事件の動向
 3.健康被害を伴う損害賠償額の定量化
 4.製造物責任(PL)債務の定量化
 5.ケーススタディ