エンターテイメント企業株式を原資産としたオプション性のある契約の価値評価に基づく訴訟サポート

概況

エンターテイメント事業を営む企業の株式を原資産としたオプション性のある取引契約に関わる損害賠償請求事件において、当該オプション契約の価値が争われました。

当該オプション契約は行使価格修正条項等を伴う複雑なオプションでありその価値評価が容易ではなく、一般的なオプション価値評価ソフトウェア等で評価を行うことはできないものであったことから、NERAは当該紛争の当事者から、その価値評価および相手方評価機関による価値評価の問題点の指摘を依頼されました。

NERAの役割

NERAは、金融工学に基づき当該オプション契約の価値評価を行った上で、裁判所に提出する意見書の作成を行い、また、相手方が採用した価値評方法の問題点について説明する意見書の作成も行いました。 

NERAの専門家は、モンテカルロ・シミュレーションによって当該オプション契約に含まれる価値評価を複雑にする条項まで考慮し、価値評価を行いました。また、金融工学・経済学に対する深い理解を基に、相手方評価期間が採用した特殊な評価方法の重大な問題点を明確に指摘する意見書を作成しました。