経営破綻企業による有価証券報告書の虚偽記載に関わる損害額の算定

概況

経営破たんした企業において有価証券報告書の虚偽記載が行われており、株主から当該虚偽記載に起因する損害の回復を求めて損害賠償請求が行われることが予想されていたため、破産管財人より、当該損害額の評価の依頼を受けました。

NERAの役割

NERAは、当該企業の株価のデータなどを用いた統計分析(イベント分析)を実施し、当該虚偽記載により株主に生じた損害額の評価を行いました。 

また、当該虚偽記載がなされた当時、虚偽記載が行われず真の財務状態が開示されていたとしても、株主らは当該株式を取得していたかどうかを検証するため、真の財務状態における当該企業の株式価値評価をDCF法等により実施しました。