『企業結合規制の経済分析』 市場競争の評価手法と審査対応ガイダンス

2014年6月19日
NERAエコノミックコンサルティング編 石垣浩晶 金子直也 矢野智彦 木谷きさ Gao Xin

【内容紹介】
本書は、我が国の独禁法に基づく企業結合規制の実践的知識と経済分析手法について解説することを目的としたものである。公取委の審査実務や筆者等の経験に照らして、企業結合審査への対応に関わるさまざまなノウハウやヒントを解説中に盛り込んでいる。

【目次】
はじめに
第Ⅰ部 独禁法上の企業結合規制の解説と実践的知識
第1章  独禁法上の企業結合規制と経済分析の役割
第2章  最近の企業結合規制の動向
第3章  企業結合審査の手続
第4章  企業結合ガイドラインの概要
第5章  一定の取引分野の画定(市場画定)
第6章  水平型企業結合の競争の実質的制限の分析
第7章  垂直型・混合型企業結合の競争の実質的制限の分析
第8章  競争の実質的制限を解消する措置

第Ⅱ部 ケーススタディ
第9章  同質市場における企業結合の経済分析手法:臨界弾力性・損失分析と価格分析
第10章  共同出資会社と効率性の主張:経済理論・ゲーム理論の活用
第11章  製品差別化のある市場における企業結合:価格弾力性分析
第12章  製品差別化のある市場における企業結合:UPPと合併シミュレーション
第13章  小売チェーンの企業結合の経済分析手法:自然実験アプローチと消費者アンケート調査
第14章  垂直型企業結合の経済分析手法:TomTomのTeleAtlas買収とNokiaのNAVTEQ買収
第15章  混合型企業結合の経済分析手法:GoogleによるDoubleClickの買収

第Ⅲ部 ベストプラクティスへのヒント
第16章 企業結合審査対応のベストプラクティスへのヒント