食品関連企業におけるスクイーズアウトに関わる全部取得条項付種類株式の価値評価と紛争サポート

概況

プライベート・エクイティファンドによる食品関連事業を営む企業の買収の伴い、同社の少数株主がスクイーズアウト(少数株主の株式の強制的な買取)されたことに関して、一部の少数株主が全部取得条項付種類株式の取得価格決定の申立てを行った事案です。

NERAの役割

NERAは、ジュピターテレコム株式取得価格決定事件で用いたものと同じ回帰分析の手法により同社株式の客観的価値を算定し、また、その分析手法と結果について述べる専門家意見書を作成しました。相手方の専門家からNERAの意見書に対して反論が行われたため、それに対して再反論を行いました。 

また、公開買付価格の決定で用いられたDCF法等による株式価値評価にも理論的・実務的な問題点が確認されたため、それらの点について指摘を行う意見書を作成しました。